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金総書記死去を祝い 脱北者団体ビラ飛ばし

2011年12月22日
 
【新唐人日本2011年12月22日付ニュース】北朝鮮の金正日総書記の死去に、誰より喜ぶ人たちがいます。北朝鮮から命がけで脱出した、脱北者たちです。軍事境界線付近で北朝鮮体制批判のビラを載せた風船を飛ばし、金総書記の死を祝いました。
 
21日、脱北者団体が軍事境界線近くにある韓国の臨津閣で、北朝鮮に向け、20万枚のビラを載せた大型風船を飛ばしました。ビラの内容は、北朝鮮の独裁政権への批判が主で、今回は金総書記の死去を祝うためだそうです。
 
朝鮮人民解放戦線代表理事 張世津さん
「長く待ち望んでいた日です。金正日の死が2300万北朝鮮住民と脱北者たちに、中国およびすべての周辺国に平和をもたらすきっかけになってほしいです」
 
脱北者団体聯合会長 韓蒼権さん
「民族の宿願である。統一も遠い話ではなく目の前に近づいてきました」
 
ビラには、北朝鮮の体制批判の内容以外にも、リビアのジャスミン革命やカダフィ大佐の死亡など、海外のニュースも含まれ、独裁政権の終焉を宣告しています。
 
脱北者団体聯合会長 韓蒼権さん
「残念なのはサダム・フセインやカダフィのように絞殺刑や審判後に死んでほしかったのに、自然死してしまいました」
 
50人あまりの脱北者および北朝鮮人権団体のメンバーらは、金正日の死去によって、北朝鮮に一日も早く自由が訪れることを願うと示しました。
 
北朝鮮離脱住民前途ネット代表 孫正勳さん
「全部のことは言えませんが、北朝鮮は早かれ遅かれ変化するでしょう。改革の勢力は金正日同様の金正恩体制を認めないでしょう」
 
北朝鮮当局から“攻撃”だと警告された風船飛ばし。今回は金総書記死去以来初めてというのもあって、緊張感も見られました。韓国メディアのほか、日本やアメリカのメディアも多数駆けつけ、当日の様子を伝えました。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 

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